プログラム11

修正依頼と戦うのは止めなさい。

後期を始めます。

テーマに入る前に、休講中に意を強くしたことがあるので、まずその話をしたい。人工知能がつくった広告コピーが発表される日は、もうすぐそこまで来ている。早ければ(このテキストを執筆している)2018年内にその日は来るかもしれない。この分野の人工知能は、自動運転技術などと違って実用化のための法整備は必要無い。囲碁や将棋とも違い、勝敗は問われない。要するに、クオリティが高くない未完成のレベルでも、世に出すことが可能だ。そのコピーの良し悪しや、広告効果は置いておいて、人工知能が世界で初めてつくったキャッチフレーズというだけで、話題になる。メディアに取り上げられる。ニュースになる。広告費に換算すると云々という例の話になる。宣伝活動に積極的で新しもの好きの経営者が放っておくはずがない。電通や博報堂と手を組み、水面下で粛々と準備をすすめているだろう。人工知能のコピーは各種広告賞関係者も無視できない。とにかく膨大な露出量になるだろうから、いくつかの賞は持って行かれるはずだ。広告賞狙いのコピーライターにとっては穏やかな話ではないだろう。Xデーは近い。さぁ、私たちも先を急ごう。

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