他人の成功に嫉妬しない心の持ち方。

嫉妬してしまう自分が小さいと思える時は?

相談

作家志望の30代男子です。コンビニでバイトをしながら自分の本が出版される日を夢見て生きています。もちろん、なかなか願いは叶いません。一方、バイト先には、自分と同じく作家志望の後輩がいるのですが、なんと彼が某出版社の賞を獲ったという話が耳に入ってきました。表面では祝福しながらも、内心は悔しくて悔しくて仕方ありません。彼は彼。自分は自分。そう言い聞かせ、気にしないように務めていても、日ごとに嫉妬の念は膨らむばかりです。こんな自分を変えるには、どうしたらいいのでしょうか?

回答

あなたは、賞を獲った後輩のことを、無意識下で自分より下っ端に見ていたのでしょう。だから、突然の彼の成功に動揺した。ありえないと思った。まさかと思った。心に隙ができたのです。それが嫉妬心の正体です。嫉妬をすると精神的に辛いですよね。嫉妬をする人間は女々しい、小さい、などと一般的には思われているので、世間体的にも、一刻も早く解消したいと思う気持ちは分かります。ただ、嫉妬心ほど手に負えない感情はありません。調べてみればわかりますが、心の傷の解消を目的とした心理療法、カウンセリングは数多くあります。それだけニーズが高いという表れであり、同時に決定的方法がまだ見つかっていないという証でもあるでしょう。あなたは嫉妬を解消したい、と願っている。その方法をネットで調べる。どこかへ行く。カウンセリングを受ける。何度か通う。この流れで、もしかしたら、あなたの嫉妬心は解消するかもしれません。それはそれでラッキーです。しかし、水を差すようですが、現実はそう甘くありません。

私もあなた同様、嫉妬に苦しんだ経験があります。10年以上続きました。その間にさまざまな方法にトライしました。精神科にも行きました。カウンセリングにも行きました。催眠療法をはじめ、なんとかセラピーだの、なんとかメソッドだの、霊視だの、いかにも怪しいスピリチュアルな会だの、藁にもすがる思いで、もうありとあらゆる方法を試しまくりました。それはそれで、まぁいい経験にはなりました。しかし、効果はありませんでした。私が受けた方法が残らずダメだったからと言って、すべてを否定するつもりはありません。もしかしたら出会わなかっただけで、私にとって効果的な方法もあったかもしれません。つまり、あなたにとって効果的な方法もある可能性はあるので、私と同じような旅をしたいと思うなら、止める権利は私にはありません。あなたが効果的な方法に出会えることをお祈りします。

ただし、もし私が今のあなたの立場なら、嫉妬心を解消する方法を求めて彷徨い歩くことはしません。嫉妬心を消そうとも、薄めようともしません。ただただ、嫉妬心に苦しむ毎日を生きると決意するでしょう。諦めるのです。心の底から諦められたときに、嫉妬心は退散します。子供が欲しく、何年も不妊治療を続けてきた夫婦が、疲れ果て、治療を続けることを断念した途端、赤ちゃんを授かった、というエピソードを聞いたことはありませんか。おそらく同じようなメカニズムが働いたのだと考えられます。

あなたは、気にしないようにと努めた。自分に言い聞かせたそうですね。いいですか、言い聞かせても無駄ですよ。言い聞かせても心は聞いていません。言い聞かせれば聞かせるほど、苦しくなるばかりです。戦ってはいけません。いま自分は嫉妬している、いま自分は悔しんでいる、と認めてあげてください。そしてその気持ちをマイナスな感情だと思わず、自然な感情だと思い直してください。いまのあなたに、それらマイナスな感情は必要だから生まれたのです。役割を果たし必要がなくなれば消えます。人間が自分の都合で強引に消そうとしても消えないのは、まだその役割を終えていないから消えないのです。世間がなんと言おうが、嫉妬心を持っていることを恥ずかしいなどと思わずに生きてください。

これでご相談に対する回答になったでしょうか? 最後にあなたに朗報があります。幸運は徐々に自分に近づいてくる、という法則を知っていますか? 結婚を望んでいる女性がいるとします。ある日、長年会っていない中学校の同級生から結婚式の案内状が届いた。それを彼女は心から祝福した。その3ヵ月後、彼女の親友が結婚することを知った。それを彼女は心から喜んだ。そして、その3ヵ月後、前から好きだった片思いの男性から、彼女は突然プロポーズされた。こんなふうに、人間の願いは、まず周りから叶いだすのだそうです。私の言いたいことは、もうお分かりですね。そうです。あなたの後輩が文学賞を受賞した、ということは、次はあなたの番です、という神様からのメッセージなのです。だから、安心して執筆活動に励んでください。

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