タクシーにムカついた時どうするか。(2)

シートベルトはしなきゃダメ?

相談

横浜市内の会社で営業の仕事をしている20代男性です。仕事がら毎日のようにタクシーを利用するのですが、最近感じるのは、しきりにシートベルトの着用をお願いされることです。タクシー会社によって程度は違いますが、私が贔屓にしているS交通の運転手さんは、ほぼ全員が乗車した途端に話しかけてきます。そんなマニュアルでもあるのでしょうか? 正直、毎回毎回言われると、ちょっと鬱陶しい気がします。

回答

たしかにタクシーに乗車後、シートベルトの着用を依頼されること、最近多くなってきたと私も感じます。後部座席でもシートベルトの着用が義務付けられたのは道路交通法が改正された2008年6月。以来、かなりの年月が過ぎましたが、取締りがほとんどされていないこともあってか、あまり浸透していない印象です。知り合いのタクシー乗務員Aさんに聞いても、乗車して自らシートベルトをする人は多い日で5人に1人くらいの割合だとか。そもそもシートベルト着用が義務化されていること自体、知らない人が多いのだそうです。

ここでワンポイント解説。シートベルト着用の義務化と聞くと、もし仮に着用していなかったことが発覚した場合、着用していなかった人には罰則か罰金が適用されるものと思ってしまいがちですが、実は、着用していなかった人には何のペナルティーもありません。取締りの対象になるのは、着用していなかった人を乗せた運転手なんです。以下、その部分が記載された道路交通法第七十一条の三の2の抜粋を転記します。

「自動車の運転者は、座席ベルトを装着しない者を乗車させて運転してはならない。ただし、幼児を乗車させるとき、疾病のため座席ベルトを装着させることが適当でない者を乗車させるとき、その他やむを得ない理由があるときは、この限りでない。」

いかがですか。シートベルト不着用の人を規制する言葉は一言も出てきません。こんな話をすると、だったら窮屈な思いをしてシートベルトをする必要なんかないじゃないか、という声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。罪に問われるか問われないかではなく、安全か安全でないかが重要なんです。シートベルトをしていたほうが、かなり高い確率で安全なんです。もしシートベルトをしていれば助かったであろう命が数多くあることが検証されているのです。後部座席に座る人の命を預かるタクシー乗務員はだから懸命にシートベルトの着用を呼びかけているのです。無視されても、面倒臭そうな顔をされても、呼びかけ続けているのです。もちろん現実的には、万一の事故の際、乗客がシートベルトをしていなかったことが原因で怪我などをしたら、乗務員に重大な過失が問われるため、それを防ぐためでもありますが、根底には乗客の安全を確保する想いがあることをわかってください。

おまけ

さて、今回ご相談を寄せてくださった方は、よくタクシーを利用されるそうですが、そんなヘビーユーザーの方々のために、タクシーのお得情報を最後にご紹介します。

路上で手を挙げタクシーを拾う。駅などのタクシー乗り場から乗る。これらは、運賃のみの支払いで済みますが、無線でタクシーを配車してもらう場合にはプラス迎車料金がかかります。地域や会社によって金額は違うようですが、310円とか410円とか、みたいです。さらに時間指定をするとプラス予約料金がかかります。だいたい迎車料金と似たような金額みたいです。仮に東京都渋谷区に住むBさんが、日本交通の無線センターに電話して明日の午前10時に自宅まで1台お願いしたとしましょう。この場合、運賃のほか迎車料金410円+予約料金410円が加算され、運賃が初乗り料金の410円だったとしたら、トータル1,230円になります。迎車料金や予約料金を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだと思いますが、節約できるのが予約料金。電話からの予約だと発生する予約料金がスマホのアプリを使って予約すれば、発生しないのです。もし上記のBさんがスマホ予約していれば、1,230円ではなく820円になります。ちなみに、日本交通のホームページには次のように書かれています。

(引用始まり)時刻を指定してご依頼いただく場合は、無線迎車料金410円にプラスして、ご予約料金として1台につき410円加算させていただきます。スマートフォン向け「全国タクシー」「日本交通タクシー配車」アプリによるご予約は、ご予約料金がかかりません。(引用終わり)

また「全国タクシー」アプリはネット決済ができるので、降車時に支払い手続きをする手間が省けます。時間指定の迎車を利用する機会の多い方は、これから活用されることをお薦めします。たとえば月に2回の利用なら、1年間で約1万円近く節約できます。

もうひとつ、タクシーのお得な利用方法で知っておきたいのが、定額運賃。大手のタクシー会社が、たとえば東京や神奈川から羽田空港、成田空港への定額運行を実施しています。再び日本交通のホームページを見てみると渋谷区から羽田空港までは通常時間帯(深夜・早朝を除く)なら6,600円で行ってくれるそうです。通常のタクシー料金は、道路事情によって変動してしまいますが、その点、定額運賃だとお得に加え、安心も加味されますね。

ここでは大手タクシー会社である日本交通さんを例に取り上げましたが、他の会社さんもほぼ同様のサービスを提供されていますので、ホームページをチェックしてみてください。

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